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女性ならではの視点で地域活性化に貢献…有田京子さん

女性ならではの視点で地域活性化に貢献…有田京子さん

チャレンジしやすい環境の中で新たな挑戦

有田 京子(ありた・きょうこ)
大三島町(大三島)地域おこし協力隊/2019年度着任/大阪府出身

Q 応募した理由は?

A 今治市はフリーミッションで、自分の特性を生かし、地域の活性化に取り組めるのが魅力でした。イノシシ活用隊というグループが鳥獣害対策を進めながら、イノシシを素材として活用していることを知り、私はものづくりが好きなので、自分にも何かできないかと思いました。また任期期間の3年間で定住の準備ができるのも理由の一つです。

Q 実際に暮らしてみた感想は?

A 自然豊かで、毎日新しい発見があります。はじめは大三島の地域おこし協力隊の先輩方のほぼ100%が現在定住していると聞き、自分が定住できるのか気になる時もありましたが、最近になって任期終了後も住める家を紹介してもらえるなど、定住に向けた流れが、周りの方々のおかげで整ってきています。
 島の景色を見ているうちに心が穏やかで、気持ちが豊かになるのが分かります。何より今の暮らしが自分に合っているので幸福度は上がっていると実感しています。

島の景色に癒され心が穏やかに
Q 隊員になって良かったことは?

A 協力隊ということで相手の方も安心して打ち解けてくれます。いろいろな方から声を掛けてもらえて、たくさんの人に出会えます。生活や活動について、さまざまなバックアップをいただいていて、チャレンジしやすい環境の中で新たな挑戦に取り組むことが出来ているのは恵まれていますし、協力隊になって良かったと思います。

Q 活動をして感じていることは?

A 捕獲されたイノシシの利活用として、イノシシの油でスキンケアクリームの開発をしています。狩猟免許を取得し、害獣対策にも取り組んでいく予定です。多業の一環として農業をしたり、いろいろと教わっています。
 その他、児童館がない大三島に伯方児童館が出張遊び講座に来てくれるので、そのお手伝いをしています。地元の子どもたちと遊びを通して活動の場を持てるので、毎回とても楽しみにしています。活動をしている中で大三島には、ヒト、モノ、コトを通して可能性を感じます。

島の方々に教わりながら興味のあった農業にも挑戦中
Q 今後の目標は?

A イノシシ油のスキンケアクリームの商品化。せっけんやシャンプー・リンスへの商品展開も考えています。
 狩猟免許の取得後も、イノシシの捕獲や処理方法なども実際にどうするのか考えなければなりません。いずれにしても女性ならではの視点で、イノシシを資源として活用していきたいと考えています。

Q おすすめスポットは?

A イノシシ活用隊のメンバーが独自のお店をしています。DAISHIN(ダイシン)ではイノシシ肉をハンバーグやオムライスといった洋食料理、骨をラーメンのだしに使用した猪骨(ししこつ)ラーメン、Jishac(ジシャク)では革を利用してレザークラフトを作製しています。
 海に沈む夕日も素敵ですし、夜は星空がとてもきれいです。大三島に来てぶらぶらすれば、お気に入りのスポットがまだまだ見つかるはずです。むしろそれがとっておきのオススメかもしれません。

イノシシを素材にした、イノシシ活用隊メンバーのお店
※この記事は「広報いまばり」より引用いたしました。

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