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今治で暮らす魅力

働きたくなる町

今治市は、古くから商業の町として栄えてきました。タオル・造船業が盛んで、市内には独自の技術を持つ優良な中小企業、世界に羽ばたくグローバル企業など、様々な人が自らの知識や経験を発揮できる場所が数多くあります。
また、仕事とともに家庭や地域社会での「つながり」を大切にする風土があり、人の温もりを感じる職場環境が多いのも特徴のひとつ。今治市は「働くまち」としての魅力をさらに向上させています。「石を投げれば社長さんに当たる」といわれるほど、小さな会社が多い今治。古くから商才があり起業家が多い土地柄でもあります。そんな風土が影響しているのか、今治への移住を機に、カフェをオープンされたり、ショップを開いたり、起業する方も多くおられます。ぜひ、あなたらしい働き方をこのまちで見つけてください。

今治の主要産業をご説明します!
今治で生まれ、今治を支えてきた地場産業。新しい時代に対応してさまざまな試みを繰り返し、これからも地域を支えていく今治の大きな力です。

タオル

世界のブランド「今治タオル」

今治タオル
今治タオル

今治は、世界最高の品質を誇るタオルの一大産地として、国内で生産されるタオルの5割以上を生産しています。
その歴史は、明治27年に綿ネル機械を改造して、タオルの製造を開始したことから始まります。
今治が日本屈指のタオルの産地として成長してきたのは、「良質な水」なくしては語れません。今治は、石鎚山に隣接する高縄山系を源流とする蒼社川の伏流水に恵まれています。この蒼社川の水質は、綿糸の染晒に理想的な軟水、糸や生地にやさしく、タオル作りには最適です。その水のおかげで、繊細で鮮やかな色を表現し、綿本来のもつ柔らかさを十分に引き出すことができます。
今治市内には多くのタオルメーカーが存在し、関連する染色会社や縫製会社なども数多くあります。まさに、市全体がタオルづくりに協力して取り組んでいる今治。「今治タオル」は現在では質・量ともに日本一を誇り、日本国内はもちろん世界中でも愛用されています。

造船・海運

不動の造船王国 今治

造船
造船

今治市の造船業は、日本の造船界を代表する今治造船(株)や、(株)新来島どっくの本社など、全国一の集積を誇る18事業所を有し、建造隻数では国内の15%を占めています。今治市に本社や拠点を置いている造船会社のグループ全体では、日本全体の4分の1を超える船舶を建造し、建造隻数・建造量ともに不動の造船王国の地位を築いています。
舶用工業の分野では、ハイテク技術を駆使した最新鋭の機器が、今治の事業所から次々誕生し世界中の注目を集めています。造船所の周辺にはこれら舶用機器製造事業所も数多く集積しており、全体で9千人が働く日本一の造船団地を形成しています。
また、今治市の外航海運業者は、約70社。日本の外航船の約30%にあたる船舶を保有しています。内航海運業者は、210社に達し、船腹量は県内シェアの57%、国内の5%を占めます。内航の船腹量や外航船舶の保有隻数からいっても日本一の座を誇ります。

伝統産業

菊間瓦

菊間瓦
菊間瓦

今治市菊間町では、今から750年以上も前に「いぶし瓦」の製造が始まりました。菊間町は瀬戸内海に面し、温暖な気候で雨が少なく、瓦を自然乾燥するのに適した気候。町内から「五味土」という瓦の原料となる土が出土し、窯焚き燃料となる松葉にも恵まれていました。海に面しており、原材料や商品を運搬する海上交通も発達していたなど、瓦を生産し販売する条件が揃っていたため、瓦の産地として発展したといわれています。
湿度が高く雨が多い日本で、家を雨風や日光から守るために先人が生み出したのが、高級瓦として知られる「いぶし瓦」です。美しいだけでなく、機能性も備えた菊間瓦は、皇居御造営の御用瓦を献上しており、多くの寺社仏閣や住宅で用いられています。近年は、さまざまな屋根材が増えたことにより屋根瓦を使った一般住宅が減ってきているようですが、菊間瓦の職人たちは瓦を使った装飾品や日用品などのユニークな商品開発を展開するなど新しい挑戦を始めています。

大島石

大島の地場産業として、大島石の採石・加工販売があります。風化に強く、堅く、光沢が落ちにくい、変色しない、などの特長をもち、高級墓石材としても広く知られています。古くは石塔や宝篋印塔に、近代に入っては、国会議事堂、赤坂離宮、大阪心斎橋、愛媛県庁舎、愛媛県武道館などの建造物にも用いられています。

桜井漆器

桜井地区では、江戸時代後期より漆器製造の基礎が出来上がり、主要な産業として発展してきました。桜井漆器の歴史はおよそ250年前にはじまるといわれ、天保年間、重箱の角を櫛歯型に組み合わせ櫛指法という桜井漆器独自の技法を完成し全国に名をはせました。その後輪島や紀州からの熟練工が沈金、蒔絵等の技法を高め、現在にその伝統を受け継いでいます。

食品

今治には老舗の伝統を踏まえながら、新しい顧客ニーズに応え挑戦している食品会社が数多くあります。近年は業務用総合食品メーカーが大きく成長し、業務用調味料を中心にタレや唐揚げ粉などの生産で高いシェアを誇ります。また伯方島にはCMでも全国に知られる製塩会社があり、風味ある自然塩を製造しています。

エネルギー

菊間町には原油貯蔵タンクやパイプラインを備えた大型の石油精製工場があります。石油精製業は、原油を調達して様々な石油を製造加工する事業です。また、国内3か所のうちのひとつである国家石油備蓄基地があります。波方地区には、国内最大の国家石油ガス備蓄基地が設立され、LPガス安定供給のための備蓄事業を行っています。

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