波止浜・波方地区

通学校区

エリア概要

波止浜湾の西側にひろがる藩政時代からの歴史を持つ港町「波止浜」。塩田で栄えた歴史を持つ古い町並みは、往時の栄華をしのばせるものがあります。いまや世界的な有名な「海事都市今治」ですが、今治地区で近代造船が勃興したのもこの波止浜地区が最初です。日本3大急流を誇る来島海峡の3つの有人島である来島（くるしま）、小島（おしま）、馬島（うましま）には、古くは村上海賊の居城であった来島城や、日露戦争に備えて築造された小島砲台の史跡が残っており、歴史愛好家たちの注目も高いエリアです。
波方エリアは海事産業を支える海運業や舶用（はくよう）工業の事業者が数多く立地する今治市内でも有数の海事産業集積地です。毎月のように波止浜湾では船の進水式が行われ、海事産業のダイナミズムを肌で感じることができます。
愛媛県で最北端の波方地区・大角海浜公園は、瀬戸内海を東西に行き交う大小さまざまな船を望む絶景スポットとしても有名で、数多くの今治市民が訪れています。
教育環境として特徴的なのは、波方地区にある「国立波方海上技術短大」であるといえるでしょう。船員の養成機関として毎年数多くの学生が全国から集まり、市内のみならず日本の明日の海運事業者を担う若い力がこの学び舎から巣立ちます。
波止浜地区から樋口地区にある波方支所前を経由し大西エリア方面までつながる県道大西波止浜港線沿いにスーパーやドラッグストア、コンビニエンスストアが立地しています。また、この道沿いに医療機関も一通りそろっています。
波止浜エリアの内堀（うちぼり）、中堀（なかぼり）、地堀（じぼり）地区は塩田を埋め立てて整備された住宅街が整然と並んでおり、地域の海事関連企業に勤める人に人気の高い居住エリアです。また、波方半島沿いには農業、漁業集落が点在しており、その内陸側にあたる樋口（ひのくち）や養老（ようろう）、波方地区にも中・小規模の住宅団地や海事関連企業の社員寮が点在しています。一方で、賃貸物件は少なめです。
公共交通機関としては、JR波止浜駅とJR波方駅があり、普通列車が毎時一本程度停車します。市内中心部から国道317号線を通じて、旧県道大西波止浜港線、県道波方光線や県道波方環状線等を通じて、エリア内を循環する路線バスの系統があります。

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