大島地区(吉海・宮窪)
通学校区
エリア概要
しまなみ海道を本州(尾道市)方面に向かって一番最初の大きな島が大島です。その南半分が吉海エリア、北半分が宮窪エリアとなります。
この島の特徴は、四国霊場八十八ヶ所を模した伊予大島八十八ヵ所です。江戸時代から続くこの民間信仰は4月の第3土曜日を初日とする三日間にわたって行われており、大島に本格的な春の訪れ知らせるイベントとして有名です。島の人びとからの暖かい「お接待」を受けながら島中を巡礼する参拝者の姿は、今も昔も変わらず大島の地に根付くお遍路文化です。
島の南部、吉海町南浦地区の中央部には来島海峡を眼下に望む亀老山がそびえ立っています。瀬戸内海を360度見渡すことができるその頂上には、トリップアドバイザー社選定の「旅好きが選ぶ!日本人に人気の展望台&公園ランキング2020」第5位にも選ばれた、建築家隈研吾氏設計による亀老山展望公園があります。地中に構造物を埋めるなど周囲の自然環境に配慮した近代的なデザインの展望台は、観光客のみならず建築愛好家にも必見のスポットとなっており、季節や時間帯で雰囲気の変わる展望風景を楽しむ来訪者は、途切れることはありません。
このエリアにもう一つ必見の地、戦国時代に瀬戸内海で活躍した「村上海賊」の本拠地の一つ、能島村上水軍の拠点である「能島城」があります。この海域は瀬戸内海の中央部という海運上重要な位置にありながら、複雑で流れのはやい潮流で多くの船乗りを悩ませてきた地でもありました。そのような中、水先案内人として彼らの安全を保障するのみならず、匠な操船技術により「水軍」として様々な戦国大名に仕えた歴史も持っており、その足跡は宮窪町宮窪地区にある「村上海賊ミュージアム」でわかりやすく展示されており、歴史好きには欠かせない必見スポットとなっています。
多くのの観光客が訪れる大島エリアには、移住者をひきつけてやまない環境があります。島の中央部の国道317号線沿いには、銀行や郵便局、スーパー、ホームセンター、ドラッグストア、コンビニエンスストアが立ち並んでおり、島暮らしが連想させる不便さとは無縁の生活を送ることができます。さらに、島の人たちはお接待文化に代表されるように暖かく迎えてくれますし、移住者独自のコミュニティもあるなど、不安になりがちな移住生活を支える暖かな人のネットワークもあります。
公共交通機関としては、しまなみ海道(西瀬戸自動車道)を通る高速バスが吉海町仁江地区にある大島バスストップに停車し、広島県方面、JR福山駅、広島バスセンター方面へ乗り換えなしで行き来できます。また、市内中心部エリアから近見エリアの国道317号線を経由し、来島海峡大橋を経由してきた大三島、伯方島方面への路線バスが、大島南インターから島内の国道317号線の各バス停を経由し大島北インターまで運行されており、市内中心部方面との重要な幹線として多くの通勤通学客でにぎわっています。航路としては、宮窪町東岸の友浦港には上島町、広島県因島方面と今治港を結ぶ高速船が寄港するほか、宮窪町鵜島を経て伯方島尾浦(おうら)港を結ぶ航路が宮窪港から、吉海町津島に向かう離島航路が吉海港から、それぞれ出航しています。
スポット
よしうみバラ公園
広い敷地に400種3,500株ものバラが植樹された公園です。隣接するローズ館では、バラのグッズや地元特産品や各種おみやげを販売されているほか、吉海出身の画家「野間仁根」画伯の絵画のほか、愛用していた道具の展示、地元にゆかりのある武具・民具などの資料が展示されている野間仁根バラのミュージアム(吉海郷土文化センター)もあります。
「道の駅」よしうみいきいき館
豪快さが自慢のお食事処と特産品市場がる道の駅です。目前にそびえる来島海峡大橋を眺望しながら、新鮮な魚介類が味わえる海鮮バーベキューや七輪焼き、魚介類をふんだんに使ったどんぶりメニューが人気で、地域特産品などのおみやげコーナーもある他、土日には、いきいき館名物じゃこ天の実演販売や冬期はカキの食べ放題バーベキューも行われる人気のグルメスポットです。
来島海峡急流観潮船
日本三大急潮のひとつ「来島海峡」の潮流を間近で体験できるアクティビティです。世界初の三連吊橋「来島海峡大橋」を海上から臨み、日本一の海事都市「今治」の象徴である造船所群を湾内からも見学できます。戦国時代の村上海賊の拠城跡「来島」や、明治時代に建てられた芸予要塞の砲台跡が残る「小島」など、歴史的な見どころも満載です。
亀老山展望公園
旅行口コミサイトTripAdvisorの「旅好きが選ぶ!日本の展望スポット2020」第5位にも選ばれた人気の展望スポットです。大島の南端に位置する亀老山の頂上から360度に広がる眺望は、しまなみ海道随一と言われており、訪れる人を魅了してやみません。
カレイ山展望公園
標高232mのカレイ山山頂にある展望台からは、伯方・大島大橋、能島城跡、鵜島、瀬戸内海の早潮を一望でき、自然の変化に富んだ美しい風光おだやかな瀬戸内海が見渡せます。
見近島架橋公園
伯方大島大橋の橋脚部にある見近島は、かつては能島村上海賊の駐屯地となった無人島です。現在はキャンプやバーベキューができる公園になっていますが、アクセス手段が、しまなみ海道にかかる自転車・歩行者道から、自転車・原付バイク・徒歩でしかできないという、知る人ぞ知る穴場スポットです。
能島水軍 潮流体験
村上海賊が活躍した500年前と変わらぬ激しい潮流を体感できるのが、この潮流体験です。複雑で激しい音としぶきをかき分け船が進むと、目の前には天然の要塞・能島(国指定史跡)が現れます。村上海賊の歴史ロマンに浸りながら、それを育んだ自然のすばらしさを肌で体感できます。
宝篋印塔(ほうきょういんとう)
大島島四国19番札所善福寺境内に建立されているこの塔は、高さ267cmの花崗岩製で、鎌倉時代の石造美術品です。現在も完全な形で保存されており、国指定重要文化財に指定されています。
能島
中世、村上水軍の一派、能島水軍(野島氏)により設けられた城跡がある能島には、中世の水軍城としても規模が大きいことで有名です。秀吉の海賊停止令により能島城は廃城となりましたが、江戸時代以降無人島となったため、その城塞遺構はよく保存されています。
石文化運動公園
石文化学習館などをはじめとした、大島石にまつわる施設やモニュメントが多数展示されているほか、野球場、多目的グランド、ゲートボール場、体育館などの体育施設も充実しているます。合宿や各種研修の利用に便利な宿泊施設・みやくぼ石文化交流館もあります。
村上海賊ミュージアム
瀬戸内を制した戦国最強の村上海賊。史実に基づいた数々の戦国ロマンを体感できるのが村上海賊ミュージアムです。能島村上家伝来の貴重な品々の展示、鎧や小袖の着付け体験など、大人も子どもも楽しめる日本唯一の水軍博物館となっています。
大島石文化体験ツアー
石割体験や石文化伝承館の見学等を通して、大島の特産品「大島石」の採石現場を肌で体験できるツアーです。ツアー参加者しか立ち入ることの出来ない標高約260mの崖の上から採石場を見渡す景色はまさに絶景で、「しまなみアートキャニオン」と呼ばれています。
生活関連施設一覧
市役所本庁・支所
公民館
今治市宮窪公民館 | 住所 | 宮窪町宮窪2669 |
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電話 | 0897-86-3238 | 今治市吉海学習交流館 | 住所 | 吉海町八幡137 |
電話 | 0897-84-4700 |
保育・幼稚園
文化施設
村上海賊ミュージアム | 住所 | 宮窪町宮窪1285 |
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電話 | 0897-74-1065 | 吉海郷土文化センター | 住所 | 吉海町福田1290 |
電話 | 0897-84-2566 |
健康・保健
今治市宮窪保健センター | 住所 | 宮窪町宮窪3544番地の2 |
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電話 | 0897-86-2500 |
公共スポーツ施設
宮窪石文化運動公園 | 住所 | 宮窪町宮窪3546 |
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吉海B&G海洋センター | 住所 | 吉海町福田1290 |
吉海テニスコート | 住所 | 吉海町福田1290 |