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人と人が近いのが島の魅力 その魅力をもっと伸ばしたい…阿部川由紀さん

人と人が近いのが島の魅力 その魅力をもっと伸ばしたい…阿部川由紀さん

食に携わってきた経験を生かして

阿部川 由紀(あべかわ・ゆき) 2022年度着任/東京都出身

 20代の頃から東京で仕事、生活していましたが、人と人とが無関心なのが当たり前の東京の生活を疑問に思っていました。そんな時、憧れでもあった島暮らしをするべく、島探しの中で訪れたしまなみ海道の景観の素晴らしさと大島で出会った方々の人柄にほれ込み、移住を決意しました。

 移住してみると、驚くくらい島の誰もが優しく、これまでの東京の生活が信じられないくらい、いろんな人に支えられていると実感する幸せな毎日です。

 地域おこし協力隊では、これまで仕事で食に携わってきた経験を生かし、一人暮らしの特に高齢者の方々と集まってご飯を食べられる場や機会を作っていけたらと思っています。

 現在は毎週金曜日にJA宮窪跡地にある、農協女性部の皆さんがやられている「農姉(のしま)」というお惣菜と、うどんのお店のお手伝いをしたり、また、昨年の9月から、カレイ山展望台にある遠見茶屋の運営を土日にしています。初めて遠見(とおみ)茶屋を訪れた時に、ここはしまなみ海道の中にとどまらず、日本でも一番と言っていいくらい素晴らしい景観の場所なのではと感動しました。

 地元の方々が地域を良くするという思いで建てられた貴重な場所なので、今はまだ試行錯誤中ですが、この場所をもっともっとたくさんの人に訪れてもらえるように頑張っていきます。

※この記事は「広報いまばり 令和5年3月号」より引用いたしました(掲載の情報は取材日時点のものです)。

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