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異文化を受け入れ、それが育つ土壌を与えられる街へ…青栁薫さん

異文化を受け入れ、それが育つ土壌を与えられる街へ…青栁薫さん

イノシシ肉のパスタソースキット開発にチャレンジ

青栁 薫(あおやぎ・かおる) 2021年度着任/東京都出身

Q 地域おこし協力隊に応募した理由は?

A きっかけは、夫の出身地である今治市を初めて訪れた際に島めぐりをし、その美しさに魅了されたことです。2人とも食まわりのことに関わっており、いつか2人でお店を開く時、それが島だったらより素敵だなと思い応募しました。任期中にイノシシ解体を学んだり、地域に時間をかけて馴染んだりできたらいいなと思っています。

Q 実際に暮らしてみてどうですか?

A 海の恵みもさることながら、森の恵みの豊富さに驚いています。木苺、びわ、イチジク、みかんなど、四季の移ろいと共に享受できる自然の豊かさが新鮮でたまりません。

上浦小学生らの稲刈り体験
Q 隊員になって良かったことは?

A 一移住者としての視点で市に住むだけではなく、行政側がどんな仕組みになっているのか知ることができたことです。「今治市」を中から見られるのはとても面白いです。

Q 日々の活動内容は?

A
●イノシシ肉を使ったパスタソースキットの開発
 脂が乗る冬に需要が傾きがちなイノシシ肉を、年間を通して消費できる方法はないかなと考え、イノシシ肉のパスタソースキットを開発中です。①イノシシの挽肉 ②今治市産トマトとイノシシの骨の出汁のソース ③スパイスの3点セットにし、自宅で気軽にイノシシを調理してもらうセットです。
 大三島公民館の調理室を借りて試作をしたり、市民の方向けの試食会をしまなみ地域活性化推進協議会として行ったりしています。
 「こんなキットがあったらいいな」という思い付きから販売までの道のりはとても長いですが、一歩ずつ進めていきます。

●イノシシ解体
 細々と「しまなみイノシシ活用隊」にて、イノシシ解体の練習をさせてもらっています。解体も、正確にきれいに手早くできるようになるにはまだまだですが、こちらもひたすら練習です…。

Q 今後の目標は?

A パスタソースキットをなるべく早く販売まで漕ぎつけることです。
 次年度以降は、未就学児を育てている大三島のお母さんたちのために何かできたらなと考えています。

※この記事は「広報いまばり 令和4年1月号」より引用いたしました(掲載の情報は取材日時点のものです)。

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